すみません、一年ぶりの更新です。
こんなHpでも毎月300人以上の方が訪問してくださっています。
本当にありがとうございます。
先日、大阪の千里リハビリテーション病院の副院長である理学療法士の吉尾先生に世田谷区のリハ職向けにご講演いただきました。
私は吉尾先生が大好きなんです!
写真見たらわかりますね(^^ゞ
吉尾先生のブログhttps://www.senri-rehab.jp/news/#blog
吉尾先生には、我がりはっぴぃをスタートするアイデアの段階から助言をいただいており、りはっぴぃの恩人です。
そんな吉尾先生のご講演をリハスタッフ総出で拝聴し、翌週にその勢いでリハ職の社内勉強会へGo!!
りはっぴぃがスタートして10年になりますが、
恥ずかしながら定期的な勉強会というのができていませんでした。
若いセラピストも増えているのに、働け!動け!!とダークグレイな状況で( ;∀;)
今年になり、OT鹿島(嫁さん)がりはっぴぃに復帰してやっと身動きが取れるようになり、
スタッフから要望が強かった研修を始めました(まだ二回目、何回続くのか??)
今回は、ご本人さんに協力いただき、
膝の人工関節置換術の術後のリハビリについての検討のはずが、
床と座り込み動作の検討会へ??
何でこうなったかというと・・・
まずは吉尾先生の講義の趣旨の部分を項目に分けて
リハビリテーションの実現のための考え方を整理
今回は帰納法(ボトムアップ)と演繹法(トップダウン)に分けてアプローチの仕方の違いの意味を確認
トンネル理論(勝手に私が命名)で
入口から帰納法的に介入すると同時に演繹法的に出口からも介入の方針を考えないと
トンネル繋がらないよ(=リハビリテーションは実現しない)!って問題提起して
みんなで評価して介入プロセスを検討しました。
左膝の人工関節手術を受けた方へのリハビリをデイと訪問で続けること半年
階段も登れるようになり、公共交通機関での外出も目途もたちました。
でも、手術しなかった右膝に痛みが出ているよ~
そんなところがスタート地点だったのですが、
ご本人さんの目標(解決したい困りごと)を聞いたら、畳の上に座る動作が激しくて困っているとの事
アレアレ(´・ω・`)
そんなところから写真のような動作分析と原因の究明作業になりました。
動作分析から、逆になんでそんな風に動いてるのかな?
脳卒中の方だってもっと上手に動ける人がいるよね?
その違いはどこうにあるのか、それをつきとめるために
自分たちの評価した項目以外に何を・どう調べようか??
そんな過程を通して、右膝の痛みの原因にもたどり着くことができました。
そんなやり取りを2時間にわたって利用者さんはご協力くださいました。
ありがとうございます<m(__)m>
最後は、まだ希望が見つかって良かったです!って言っていただけました。
自分よがりにならず、人と意見を交わすことがコミュニケーションです。
同じ意見で安心することはそのごく一部に過ぎません。
違うところにこそ価値があることが往々にしてあります。
他者は自分の鏡です。
利用者さんの人生が豊かになるために、専門職ができる事。
セクショナリズムの垣根を越えて行きたいな( `ー´)ノ